熱中症に注意

2020年7月21日 18時59分

7月21日(火)

 万葉集に収められている大伴家持の歌の中に

 

 ・石麻呂に 吾れもの申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻とり食せ

 ・痩す痩すも 生けらばあらむを 将やはた 鰻を漁ると 河に流れな

 

 という、二つの歌があります。この歌の意味は、それぞれ

  ・石麻呂殿に申し上げます。夏痩せに効果てきめんということですぞ、鰻を捕って召し上がりなされ

  ・痩せに痩せているとはいえ、生きていけるなら儲けもの。はてさて、鰻を捕ろうとして川に流されな

   さるな

 

 だそうです。

 

 日本では昔から、暑さが厳しく夏バテしやすいこの時期に“う”の付く食べ物を食べて、食い養生(消化や栄養のことなどを考えて、食事によく気をつけること)をしていたそうです。この時期に食べる“う”の付く代表的な食べ物は“うなぎ”ですが、他にも梅干しやうどん、瓜などを食べていたようです。

 

 本日は、夏の土用の丑の日です。昨日から急激に蒸し暑くなり、熱中症や夏バテの症状が出始めている生徒もいるのではないでしょうか。この機会に、食事・運動・休養のバランスを見直し、健康的な生活を送ってください。