有終の美

2022年2月15日 13時00分

2月16日(水)

 この時期になると、「有終の美」という言葉をよく聞きます。これは中国の古い詩集『詩経』に出てくる「初め有るざることなし、よく終わり有ること鮮(すく)なし」という一節が、その由来とされているそうです。「ものごとには必ず始まりがあるけれど、うまく終わりを迎えることができることは少ない」という意味です。これが「有終」の意味であり、「それをやり遂げる」という思いを込めて、「有終の美」となったようです。さらに、その言葉の後には、「飾る」という言葉がよくつきます。「飾る」というのは、「立派に見せる」ことです。つまり、「有終の美を飾る」というのは、「最後までやり通し、立派な成果を挙げる」ということです。

 さて、今年度定時制で受ける授業も、本日からの一週間が最後となります。考査は終了しましたが、授業を受けるこの一週間を、有意義なものにしてほしいと思っています。また、卒業予定の生徒にとっては、学校に来られるのも残り9日となりました。思い残すことのないよう、残りの学校生活を楽しんでください。  

 これまでの定時制での生活において、大きく成長した皆さんの姿を期待しています。

※写真は、定時制記念樹に実ったレモンの成長過程です。

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