令和6年度宇東日記

晩夏に鳴く蝉のように

2024年8月22日 19時06分

9月1日に開催される県総体に、陸上競技で出場する選手たちが、丸山競技場で練習をしているということで、応援を兼ねて覗いてみました。競技場へ入ると、幅跳びや短距離を練習している人が何人かいました。静寂の中で黙々と練習をされている姿に、自分と闘っているのだなと感じました。バックストレートで、本校生が汗をかきながら頑張っていました。引率の竹内先生いわく、昨日よりもずいぶん走りがよくなってきたそうです。本番が楽しみです。

いい写真が撮れたぞと思いながら、HPにアップするために、先に学校に向かいました。競技場周辺は樹木が多く、ツクツクボウシが鳴いていました。蝉は初夏から鳴く順番が決まっていて、クマゼミ→アブラゼミ→ツクツクボウシの順番に鳴きます。今年は今も続く猛暑の影響で、なかなかツクツクボウシの順番が来なかったのか、少し涼しさを感じる夕刻を狙って、晩夏を待ちわびたように一斉に鳴いていました。シュワシュワシュワでも、ジイ---でもなく、ツクツクボオーシ、ツクツクボオーシ、ツクツクビーヨー、ツクツクビーヨー、ビイーーーーという鳴き方も、何だか工夫を感じます。鳴く時期をずらし、鳴き方も工夫して、意中の相手に気づいてもらえるように趣向を凝らすなんて、負け続けた種族にしかできない芸当ですね。