トンビの子育て
2022年6月30日 16時56分6月30日(木)
トンビが学校玄関の木の上に巣を作って、子育てをしています。登校指導の行き帰りの時
に観察していると、卵がかえってすぐの時は、親がせっせと餌を運んでいました。最近は子
供も大きくなり、自分で飛べるようになって学校の中を飛び回っているようです。いろいろ
な所に止まって鳴いています。そうすると、どこからともなく親が飛んできて、鳴いている
子供の上空を旋回しています。近寄って子供のために何かをするでもなく、子供の状況を見
守っている感じです。危険がないと判断すると親は近寄る気配さえありません
この光景を見て、われわれ教師は「手を差し伸べすぎている」のかと思いしらされる光景
でした。じっと見守って、子供の成長を邪魔しないそんな教育ができているのかどうか心配
です。転ばぬ先の杖ではないですが、何をするにも誰かが手を差しのべて助けている。それ
も大切なことだと思いますが、失敗を経験させることも大切な教育だと思います。しかし、
時間や結果ばかりを気にしすぎて、本人が自分の力で立ち上がることを教えていない指導し
かできていないのではと感じさせられるこの何週間でした。