先日、授業で日数計算をするとき、「月によって日数が違うのだが、各月の最終日を知ってますか?」と質問すると自信をもって答えてくれた人はいませんでした。そこで「西向く侍、小の月」というのを教えてみました。「にしむくさむらい、小の月」。に(二)・し(四)・む(六)・く(九)・さむらい( ? )小の月、11月が語呂と会いません。十一月は武士の士の字に似ているから、さむらいは( 十一月 )とし、小の月とは、一か月31日ない月のことです、残りはみんな31日が最終日です。それでは、1日はどうして24時間なのか?1年はどうして365日なのかを聞いてみると、自転・公転・うるう年を使って解答してくれる人がいました。
ここまでは、よく聞くのですが、何を基準にひと月の日数を決めたのか知ってる人いますか?私自身その理由を知らなかったので、ネットで調べてみました。1年は365日、これを月数の12で割ると30.41666となるので、6か月を31日にしなければいけません。もう一つ重要なキーは。昔の西洋の1年は3月からが新年になることです。その3月から1月おきに31日と30日し、3月、5月、7月、9月、11月、1月となるはずでした。しかし、古代ローマの皇帝アウガストの誕生月が8月だったため8月を大の月とし、その後は同じように一月飛ばしで決めたそうです。3月、5月、7月、8月、10月、12月、1月とし、2月は調整のために28日、29日が最終日となったそうです。
昔の人の頭のよさに感心します。語呂合わせで分かりやすく、覚えやすい工夫をして、それが現代まで受け継がれている。この暦はいろいろな現象を科学的にとらえたもので。どういう発想から生まれてきたのか分からない。古代より環境の整った、現代でも異常気象などの現象は起きている。毎日の生活の中で、どんな災害が来ても対応できるようにしていきたい。